【CSR】みらいの海岸林リーダー発掘プロジェクト始動について

その他

 アイベックスエアラインズ株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:前澤 豊、以下IBEX)は、初のCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会貢献活動)として「みらいの海岸林リーダー発掘プロジェクト」を開始しました。この活動は、社員有志で構成されたIBEXボランティアメンバー※が中心となって実施します(協力団体:公益財団法人オイスカ 東京本部・宮城県支部)。

※IBEXボランティアメンバーは、2016年9月から宮城県名取市の海岸で実施されている海岸林再生プロジェクトに参加しています。月1回程度、東日本大震災後に植樹されたクロマツの成長を助けるため雑草の抜き取り、溝切り、ゴミ拾い等の活動を実施しています。

目的

東日本大震災で被災した宮城県名取市の海岸林「名取市民の森」を地域の「重要インフラ」かつ「共通の財産」と位置づけ、自らの手で海岸林を守り、育てようと行動する次世代の育成。

 

 

概要

東日本大震災で被災した宮城県名取市の海岸林100haが「名取市民の森」として再生されつつありますが、この海岸林が海からの風や塩、霧を防ぐ機能を発揮し、農地や人々の生活を長きにわたり守る存在となるためには、市民による継続的な管理が欠かせません(順調に成長したクロマツの中には、5mを超えるものもあります)。海岸林は航空機の安全な運航のためにも欠かせないインフラだという認識から、当社もその再生および保全活動に参画してきました(毎月行われるボランティア活動:6年間で延べ150名の社員が参加してきました(業務時間外))。その重要性やあり方を、次世代を担う若者たちが全国の好事例の視察を通じて学び、自ら海岸林の保全のためにできることを考え、具体的なアクションにつなげる機会を提供します。震災を経験していない世代にまでこの海岸林をつないでいくため、若者に向けた啓発活動の先頭に立ち、行動する若者リーダーを発掘し、育成する取り組みです。

主な活動拠点

宮城県名取市の海岸林約100ha(名取市民の森)

2011年の東日本大震災後、全国・海外からの募金により地元被災者の雇用を促進しながら再生に取り組んできた場所。海岸林再生取り組みの中心となっているのは、今回の協力団体である公益財団法人オイスカと地元の被災農家で結成された「名取市海岸林再生の会」です。

 

 

活動内容

【活動①】社員による県内の若者への「海岸林学習」の実施

ボランティア活動日参加者への体験指導(海岸林の存在意義、航空機の安全と海岸林の関係、名取市民の森における保全活動等)

【活動②】「松がつなぐあした」の読書感想文コンクール

「松がつなぐあした」(著:小林省太/出版:愛育出版)は、2011年の震災直後から動き出した、名取市の海岸林の再生に向けた取り組みの10年間の軌跡をまとめた一冊。この本を活用し、若者(高校生・大学生200名を予定)に海岸林の存在意義や「名取市民の森」がどのように再生されてきたのかなどを広く知ってもらうことが狙いです。

感想文には、自身の海岸林への思いを綴ってもらい、著者をはじめ、「名取市民の森」の再生に関わる行政、教育関係者ら6名が審査を実施します。入賞者5名を「海岸林リーダー」に任命し、わが社のフライトで、九州への視察ツアーに招待。市民の手で守られている海岸林の様子などを空から、そして実際に現場を歩いて学ぶ機会を提供します。

詳しくはこちらから▶ https://oisca.org/kaiganrin/2022/07/19/dokusho/

【活動③】九州地域海岸林視察ツアーの実施

福岡県、佐賀県内の海岸林の視察を実施します(行動計画策定に関する業務はオイスカに委託)。交通手段はIBEX仙台-福岡線を提供します。

 

■この活動は、2021年にスタートしたサントリーホールディングスが主催する、東日本大震災復興支援活動の一つ「みらいチャレンジプログラム」第2期(日本フィランソロピー協会、岩手日報社・河北新報社・福島民報社との共催)の支援を受けて実施していきます。

「みらいチャレンジプログラム」とは?

サントリーグループの東日本大震災復興支援「サントリー東北サンさんプロジェクト」の一環として、東北の未来づくりのために、岩手県・宮城県・福島県で地方創生・地元活性化を目指して挑戦する個人・団体を応援するプログラムです。本プログラム2022年第2期の応募総数は233件。その中から3県合計34件、宮城県からは11件の助成先が選出されました。

詳しくはこちらから▶ https://www.suntory.co.jp/company/csr/support/mirai/

ページトップへ