運航整備士

整備士は最終便到着後の夜間と始発便の出発前及び日中帯の便間に、点検・整備作業を行います。

外部損傷(鳥衝突の痕跡・被雷等々)やエンジン、多岐にわたるシステムの状態等に異常がないかを日々チェックし、消耗品部品の交換や不具合の修復など約100項目にわたる点検整備と、夜間には各部の定期点検も実施。不具合を修復するだけでなく、解析データをもとに不具合発生を防ぐための予防整備もスタッフ部門と協力しながら行っています。

IBEXではパーツや整備内容での分業をしていないため、極端に言うと一人の整備士が飛行機を丸ごと診ることができるほど広い業務範囲が特徴です。

また、飛行機が着陸してから飛び立つまでの約30分で機体の安全確認を行う作業は、まさに時間との勝負。「いつもと違う状態」を察知して、わずかでも不具合の兆候があった場合には速やかに原因を見極めて修復し、飛行機を常に安全な状態に維持することで定時運航に努めています。

IBEXにおける1年間の搭乗旅客数は、約100万人。多くの専門性の高い知識・技術を備えたスペシャリストとしてその命を預かる責任とプライドを持ち、機体の整備を通して空の安全を守ることが、最大のミッションです。